理想のホテルと巡り会うための旅

行きたい旅行先が決まったら、次は、宿泊先のホテルで悩むことになる。

ガイドブックを見るのも参考になるが、今の時代、ほとんどの人はネットで情報を集めているだろう。私も同じだ。「どのホテルがいいかな?」とパソコンやスマホにかじりつくことになる。

私の場合は、だいたい以下のサイトを参考にして、ホテルを選ぶ。

・ExpediaやAgodaのようなオンライン予約サイト
・Google Map
・TripAdviserや4Travel.jpなどのユーザー評価サイト

まずはオンライン予約サイトで値段や設備の概要を調べて、その後、Google mapでホテルの場所を調べる。

値段やプールの有無をまず確認するが、私の場合は、とりわけ立地を重要視する。
「安くてお得だな」と思っても、場所がビーチから離れていたり、繁華街から遠かったりすることがあるからだ。

完全にホテルの中だけで過ごすのならいいけれど、食事に出かけるときにタクシーを呼ばなくならなかったら面倒だ(無料の送迎バスがあれば問題はないが、その場合、移動する時間帯が限定される)。そういうわけで、立地も確認する。

Google Mapには場所が確認できるだけでなく、口コミも確認できるので、かなり参考になる。実際の体験者の声なので、参考になるコメントが多い。

「良さそうだな」と思ったら、最後に4Travel.jpも確認する。
TripAdviserでは、Google mapのレビューと違って、長文でしっかりと感想を書いてくれている場合が多いので、そのホテルの様子がさらによくわかる。宿泊者が撮影した写真もあるので、非常に参考になる。特にプールやビーチの様子を重点的にチェックする。ホテルが用意している写真ではないので、リアルに施設の良い点・悪い点を確認することができる。

ここまで進めて、ようやく納得がいくホテルが見つかっても、安心はできない。
なぜなら、ホテルの値段は宿泊状況やキャンペーンによって、変動するからだ。
ほとんどのホテルは、あまりにも空室が多いと値段が下がる。
宿泊日の直近になって激安になることが多々ある。
ウェブで簡単に予約が取れることができるようになったので、競争が激しくなっているからなのだろう。

しかし一方で、早めに取った方が安い場合もあるので困る。人気のホテルは直前になってから予約しようとすると、空室がなくなってしまっていることがあるからだ。

私は、航空券を予約する早めのタイミングでホテルも予約することが多いが、旅行直前になって、「今、予約した方が良かった!」と思うことが多々ある(貧乏性のため、予約していても、つい最新の値段を調べてしまう)。

これは、ある意味、博打のようなものだ。
株のデイトレーダーになったかのように、「安く予約できた!」とか「一万円も高く払ってしまった!」と一喜一憂している。まあ、これも「旅行」の一部だと思うようにしているが。

以前は、ホテルのサイトで直接予約するよりも、オンライン旅行サイトの方が安くなっていることが多かったが、最近はホテルの公式サイトから直接予約する方がお得な場合が増えてきた。
空港からの往復の送迎が付いていたり、お得なキャンペーンをメールでオファーしたりしている。なので、お気に入りのホテルやホテルブランドは、メール会員になっている。

旅行当日、ホテルに着いたときに自分の選択が正しかったかどうかがわかるわけだが、すぐ近くにもっと良さそうなホテルでも見つけようものなら、落ち込みながらも、そちらのホテルの調査に行ってしまう。

しっかりした身なりであれば、泊まっていなくてもホテルに入って見学することはできる。
私の場合、気が小さいので、レストランに行く振りをしながら、施設をチェクしている。バリ島やサムイの場合、ビーチ沿いにホテルが連なっているので、ビーチを散歩しながら、ホテルを物色することができる。実際、私もこの方法で次回に泊まるホテルの目星をつけている。

現地で良さそうなホテルが見つかったら、既に来年に来る時のことを考えてしまうわけだ。