プーケットとサムイは、どちらもタイを代表する王道のビーチリゾート。
バリ島は、地理的にオーストラリアからの観光客が非常に多いが、タイはそういった偏りが少ないように見える。ヨーロッパやアジア各国など、世界中から観光客が訪れている。まさに王道のビーチリゾート言えるだろう。
プーケットには、多くのLCCが就航しているので、競争原理が働いている分、航空費用を安く抑えることができる。その意味で、庶民的な観光地だと思う。

逆にサムイは、高級なリゾートと言える。
LCCはほとんど就航しておらず、航空便の就航数自体が非常に少ない。
バンコク・エアウェイズがメインで、他はシルクエアー(シンガポール航空系列)などの数社だけ。だから、競争がなく、飛行機代が高い。
飛行機とフェリーを経由して行くと安いらしいが(エアアジアが飛行機と船で乗り継ぐパッケージを格安で販売している)、その場合は時間がかかる。

私の場合、サムイに行く場合、シンガポール航空を使っている。
シンガポールまで行って、そこからシルクエアーでサムイへ行く経由便になるが、早めに買えば、エコノミークラス往復で 6万円程度で行ける。
プーケットの場合、LCCの経由便を安く買えれば、日本から3〜4万円で行けるから、レガシーキャリアとLCCとの違いはあるが、倍近い金額になるわけだ。
そういうこともあって、サムイはお金を持っていて、上品な人が多い気がする。
年齢層も高めで、ビーチやプールで過ごす人が多く、プーケットのように「街に出て、遊んで騒ぐぞ」という感じの人は少ない。
プーケットは若い人が中心で、街も賑わっている。
夜になるとメインの繁華街であるバングラ通りは信じられないほどの観光客で溢れる。
パタヤほどではないが、ゴーゴーバーなどの夜のお店も充実しているので。お酒を飲んだり、女性との時間を楽しみたい男性はサムイよりプーケットの方が向いている。一方で、サムイはそういった店は少ない。
私の場合は、どちらかというとサムイの方が好きだ。
空港からほど近いチャウエンビーチでも海はきれいだし、ビーチに面したホテルが多く、広大な景色を楽しめる。
かと行って、プーケットが嫌いなわけではない。
プーケットは、オンザビーチのホテルが少ないが、その分、お得なホテルが多い。
サムイならオンザビーチで楽しんで、プーケットならホテルのプールで過ごす。
そのように区別して考えている。