プライオリティパスを使いすぎて

ビジネスクラスに乗ったことは一度しかないが、空港ラウンジは結構な回数利用している。

国内線であれば、羽田空港のパワーラウンジ。
このラウンジは、持っているクレジットカードの種類によって無料で利用できる。
仕事で朝早い便に乗る時に、ここで朝食を済ませることが多い。

朝食と言っても、オレンジジュースとクロワッサンだけ。このラウンジはとにかく広くて、座席が豊富なのだけれども、あくまでクレジットカードの特典ラウンジなので、最低限のものしか用意されていない。
雰囲気はとてもいい。木を中心にしたシックな空間デザインでくつろげるし、電源コンセントもほぼ全ての席に完備しているので落ち着ける(が、パソコンで仕事をすることがほとんどだ)。

海外に行った時は、プライオリティパスでラウンジを利用する(ビジネスクラスに乗って、ラウンジを利用したことは一度しかない。クアラルンプール空港のゴールデンラウンジだけだ。ここは広くて、食事も豪華で良かった。ラクサを食べたのを覚えている)。

プライオリティパスは、楽天のゴールドクレジットカードに付帯しているため、貧乏サラリーマンの私でも所持することができている。

残念ながら、プライオリティパスは日本の空港では使える場所がほとんどない。
成田空港のKALラウンジくらいでしか使えないのではないだろうか?

私の場合、ベトナム航空を利用した時にこのラウンジを使うことができた。
豪華な食事はないが、調理パンやおにぎり、ミニサイズのカップラーメンがあって、ドリンクもビールなども無料。高級感はないが、出国手続き後エリアにある値段が高いレストランに入る必要がないので助かる。

日本国内では、プライリティパスを使える場面はほとんどないが、海外の主要空港では大きな力を発揮する。
私が最もよく利用するのは、クアラルンプール空港のLCC専用のターミナルであるKLIA2のラウンジだ。
エアアジアの乗り継ぎ便を使うときに利用する。

日本からKLIA2に到着し、乗り継ぎする場合、手荷物検査を通過する。
検査後、次のフライトまでの時間を待つときに、検査所の上の階(レベル3)にあるPLAZA PREMIUM LOUNGEに行く。

このラウンジは場所が非常にわかりにくい。
ネットに情報が少ないので、最初に行った時は、見つけるまでにかなり時間がかかった。The Barというミニバーみたいな店の裏側にあるので、わかりにくい。しかも、入り口はスパみたいな雰囲気なので、一見、ラウンジには見えない。

入口が小さいのであまり期待できないと思うかもしれないが、食事やドリンクのサービスはしっかりしている。
サラダやサンドイッチ、軽食、スープ、デザートは一通り揃っているし、ビールも飲める。

以前は、自分で注げるビールサーバーがあったが、今は缶で提供している(カールスバーグ)。
シャワーもあるが、3つしかなく、トイレと共用なので、常時、使用されていて混雑している。
KLIA2は他にもエアサイドにもラウンジがあるが、他のラウンジは手荷物検査を抜けたところにあるので、ターミナルによってはラウンジがなく、使い勝手が悪い。

プーケットやバリ島の空港でも、プライオリティパスで入れるラウンジがある。
バリ島の場合、私が乗るエアアジア便はかなり早い時間になるので、ホテルでは朝食を食べることができず、ラウンジで朝食を食べる。Premier LoungeとT/G Loungeの2つがあって、どちらも同じような感じだが、私はT/G Loungeに行く。

受付で渡される小さなメモをカウンターに持っていけば、無料で3杯までビールが飲める。朝早いので、まだ仕事モードにならず、携帯をいじっているスタッフのお姉さんに頼んで、ビールを注いでもらうことがルーティンになっている。

サムイ空港にも、プライオリティパス対応のラウンジがある。
サムイ島からシンガポールに向かうシンガポール航空の便に乗った時には、ここで朝食を食べる。

ここはビジネスクラスのためのラウンジでもあるので、なんだか得した気分だ。
いくつかのホットミールも注文できる。サムイ空港は屋外開放型の空港なので、搭乗待ちは結構暑いが、ラウンジに入れれば、涼むことができる。

このように何度もプライオリティ・パスをかなり活用しているので、カードのバーコードの部分が削られ、リーダーで読み取ることができなくなってしまった。いつも、ラウンジの受付で、スタッフさんに番号を手入力してもらうことになるので、申し訳ない気分になる。