アジアンビールの飲み方

せっかく海外に来たのだから、そこでしか食べれないものを食べたい。
それは、飲み物も同じだ。

ビーチリゾートに行くと、現地のビールばかり飲む。

バリ島ならビンタンビール。タイならシンハー(Singha)やチャーン(Chang)。シンガポールならタイガービア(Tiger Beer)。いずれも、ライトな味わいで飲みやすい。

買うのはコンビニエンスストアかスーパーマーケット。スーパーの方が少し安いので、まとめ買いすることが多いが、コンビニでもそれほど値段が違わないので、コンビニで買うこともある。
タイの場合は、アルコールの販売できる時間が限られている(昼と、夕方から夜にかけて)ので、忘れないうちに多めに買う。

バリ島では、瓶ビールを歩きながら飲んでいる欧米人の姿をよく見かける。
日本と違って、昼間から堂々とビールを飲んでいても白い目で見られない(笑)。

一度、お店で勘違いされたことがある。
ホテルで飲むために、サークルKで瓶のビンタンビールを買ったら、歩きながら飲むのだろうと思われて、栓を抜いて渡されたことがあった。親切だったのだが、仕方ないので、ホテルまで飲みながら帰った。

プールサイドで、昼からビールを飲むのは、最高に贅沢なことだと思うが、実際に飲むことはほとんどない。
ホテルのビーチバーで注文すると、高いからだ。サービス料も加算される。

自分でも、しみったれていると思うが、それに尻込みしてほとんど注文しない。
高いと言っても、1,000円もしないのだから、海外に来たときぐらいは豪勢にしてもいいのでは、とも思うが、つい注文をためらってしまう。

なにしろホテルの外で買えば、100〜200円でしかない。5倍も違う。
かといって、ホテルのプールにアルコールを持ち込むようなルール違反はしない。さすがに、そのくらいの分別は持っている。
いつか、気兼ねせずにプールでビールを注文できるような大人になりたい。

たいてい、ホテルの部屋でビールを飲むが、私のアジアでのビールの飲み方は、少し変わっている。
海外のホテルは、冷蔵庫の効きが悪いことが多く、なかなかビールが冷えない。

なので、コンビニで氷を買ってきて、グラスに氷を入れて飲む。ビール愛好家には怒られるだろう。
しかし、これはタイであれば、一般的な飲み方だ。

最初にバンコクに行った時にこのことを知った。
レストランでビールを注文したら、店員の人に「氷を入れていいか?」と聞かれ、「OK」と言ったら、グラスに氷を入れて、ビールを注いでくれた。

どうやら冷蔵庫で冷やしておくという習慣はあまりないらしい(氷で冷やして出してくれる店もある)。タイのビールは軽い飲み口なので、氷を入れると、さらにライトになるが、私には全く問題ない。そんなにアルコールに強くないので、ちょうどいい。いつも、日焼け疲れ(?)しているため、ビール一缶ですぐ酔ってしまう。

ロシア人などはアジアのビールのライトさは好きではなく、もっと強い酒が好きなようだ。
スーパーやコンビニ、リカーショップで、ウイスキーやワインなどの強い酒を大量に買っている姿をよく見かける。おそらく、ホテルでとことん飲むのだろう。
ホテルの部屋に大量の空き瓶が転がっている場面を、見かけたことがある。